脱水症状になるまで批評

からっからに枯れ果てるまでアウトプットします。

自分の中に毒を持て

この本を読むと熱い気持ちが心の奥底からわいてくる。 なにかに挑戦したいけど、色々な理由で足踏みしている、という人には真っ先におすすめしたい。 著者は芸術家の岡本太郎。 岡本太郎といえば「芸術は爆発だ」の名言で知られている。馬鹿と天才は紙一重、…

既読版・読んでいない本について堂々と語る方法

ピエール・バイヤールの『読んでいない本について堂々と語る方法』を読んだ。いくつかの理由で、かなりスリルのある読書体験だった。 まず何といっても、本書の存在そのものがスリリングだ。 本書は、タイトルの通り「読んでいない本について語る」というタ…

鼻行類

高円寺のヴィレバンでたまたま出会って、思わず衝動買いしてしまった一冊。カラフルで毒々しい装幀にひかれた。 内容は、ドイツの動物学者が架空生物・鼻行類について解説するというもの。その奇抜な発想が、のちにポケモンなどの日本文化にも大きな影響を与…

読んでいない本について堂々と語る方法

本書では、タイトルの通り「読んでいない本について語る方法」が書かれている。もちろん「読んでいない」といっても色んな状態があるわけだけど、本書では、1、ぜんぜん読んだことがない 2、流し読みをしただけ 3、人から聞いたことがある 4、読んだこと…

時間は実在するか

考えれば考えるほどわからなくなるものがある。 たとえば「幸せってなに?」とか 「宇宙人っているのかな?」とか 「なんでここから毛が生えるんだろう?」とか。 というより、ほとんどの事柄は、どんな些細なことでも考えれば考えるほど、どんどんわからな…

知的複眼思考法

偉大なアルゼンチン作家、ホルヘ・ルイス・ボルヘスの小説に『エル・アレフ』という短編がある。 作家である主人公は、幼馴染に「エル・アレフが家の地下室にある」と聞かされる。 半信半疑で地下室まで降りていき、階段の19段目をみつめる。するとエル・ア…

理科系の作文術

あなたは文系だろうか、それとも理系だろうか? この問いには、本来の意味(専攻する分野)の他に「性格を占う」というニュアンスが混じっている。たとえば「リケジョ」がブームになったとき、さまざまな物語の登場人物として描かれたのは「理性的だが融通の…

思考の整理学

「効率的に学ぶためには、どうすればいいだろう?」これが、ここ最近の課題だった。 というのも僕は知的好奇心だけは半端ない。学びの絶倫だ。できれば世界中のありとあらゆる情報を自分のものにして、喋ったり書いたりしてひけらかしたい。 学ぶための工程…

自殺という生き方

子供のころ、死ぬのが恐ろしくて眠れない、という夜があった。家族を起こさないように、布団のなかで声を殺して泣きながら、地獄に堕ちたときの孤独をずっと考えていた。 両親が「異端」と呼ばれる宗教を信仰していたので、僕は物心ついたとき(もしかしたら…

アイデアのつくり方

本屋に行くと、かならず見かける本のタイトルがある。 「〇〇の法則」というタイトルだ。 〇〇には人間のありとあらゆる欲望が当てはまる。 出世する、楽して稼ぐ、人に好かれる、モテモテになる、痩せる、頭が良くなる、背が伸びるetc... 単語だけを微妙に…

サトリの時代

僕が同世代と喋るときに気をつけてきたのは「決して未来を語らない」ことだ。 大きな夢や理想を語れば「イタいやつ」と陰口をたたかれる。ようは「出る杭がうたれる」わけで、それくらい、未来に希望を持たない若者が多いことになる。 僕らは「欲がない」と…